2013年4月26日金曜日

クラウドとネットワーク:No.71



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ロケ地:京都
クラウドとネットワーク

 実は、ネットワーク通信の手段は、インターネットだけではない。以前から、各種あったのだ。なので、クラウドを導入するときのネットワークはインターネットのみだと思われがちだだが、実はインターネット意外にもいろいろな種類がある。個々の企業の環境によってはインターネットよりも適切な選択肢の場合もある。

クラウドと接続するネットワークは主に、(1)インターネット、(2)インターネットVPN、(3)MPLS-VPN、(4)専用線の接続──の4パターン。
(1)インターネット
 最も身近な接続方法。様々なクラウド事業者が、インターネットにつながっていればすぐにクラウドを利用できることをコマーシャルしているが、セキュリティや安定性の面で不安が生じる。

(2)インターネットVPN
 通信路としてはインターネットを使うが、通信データを特別なプロトコルで暗号化し、インターネット上にVPNトンネルを構成する方式だ。セキュリティ対策を行っているため比較的安全だが、不特定多数が利用できるインターネットを利用していることに変わりはない。つまり、セキュリティ面で万全とは言えない。

(3)MPLS-VPN
 MPLSと呼ぶプロトコルを使い、通信事業者のネットワーク上にユーザー企業ごとに仮想的な専用回線を設ける方式。通信事業者のネットワークはインターネットのように誰でもアクセスできるわけではないため、インターネットVPNよりは安全という位置付けになる。

(4)専用線
 ユーザー企業が占有できる物理的な回線でクラウドにつなぐ方式だ。最も安全な方法と言えるが、4種類の接続方法のうち、コストは当然、最も高くなる。